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同窓生インタビュー

<2004年>
貴島大輔さん NIC第14期生 福岡県私立中村学園三陽高校出身
キール大学環境学&生物学専攻


「高校時代は文系、でも今は理系。」

マンチェスターから電車で約1時間。自然に囲まれたキール大学からインタビューのためにマンチェスターまで来てくれた貴島さん。「自然の中で学べるのが最高!」と飄々とした感じでイギリス留学の充実した様子を語ってくれました。



星を見上げて「ちっせー、俺!」


専攻は環境学と生物学です。キール大学で学ぶには最高の学問です。何しろ大学の広さはヨーロッパ最大ですからね。キャンパス内に湖はあるし、村まであるんですよ!周りは森だらけで、本当に綺麗な自然に囲まれています。
むかしから親父と山登りをしていたので自然とか田舎が好きなんですよ。親父はある自動車会社にずっといるんですけど、仕事を始めた頃は整備士と働いていたんですね。それで年が過ぎていくにつれて、この仕事はある意味、環境を壊す自動車を整備することだったから、少しずつ環境に対する恩返しをしたいと考え始めたみたいで・・・。最近になって環境について色々調べ初めていて、いろいろ話をしてくれるんです。そんな親父の話を聞いているうちに私も興味を持って、環境関連の仕事につきたいと思うようになったんです。
自然は凄いですよね。このあたりは夜になると星がこうパーッと広がっているんですね。余計な光がないから星の数が半端じゃない・・・。それをたまに見上げて思うんです。「ちっせー、俺!」って。

Yoshikiに憧れて

高校時代まではずっと音楽に興味があったんです。X‐JapanのYoshikiが好きだったんですよ。彼は口に出したことを必ずやり遂げてきている。凄いというか、カッコいいというか・・・。ああいう人と一緒に働きたいなあというのが漠然とした夢でした。私はドラムはやっているんですけど、それでプロを目指そうとまでは考えなかったんです。それでいろいろ考えて、Yoshikiブランドの香水を作ったら面白いかなと。そんなことを勝手に考えながらちょっと香水の作り方はどこで学べるんだろうと調べていたら、フランスが一番進んでることがわかったんです。でも最初からフランスに行って香水の作り方を学ぶのもどうかと思って、まずは留学しようと決めたんです。それで何を勉強すればいいのか、オランダにある香水や食物につけ加えるフレイバーに関する研究開発に長けている会社に直接質問したら、まずは化学の学位をとるのもいい方法だといわれて・・・。香水は色んなものを調合して作りますからね。なるほどと思って、こっちに来た当初は化学と生物学を専攻していたんです。

教授に恵まれて生物学がメインに

キール大学はもともと学際教育、つまり複数の専門分野を組み合わせて学ぶことに力を入れている大学なので、化学以外に生物学を選びました。なぜかと言うと、カンタベリーにいたときにホームステイしていたのが生物学の先生のところだったんですけど、この先生がすごくいい人だったんです。生物学の知識は群をぬいていて、いろいろな生物や体のことなどを教えてくれて、興味を沸かせてくれて・・・。で、結局今は化学はどこかに行っちゃって、専攻は生物学と環境学になったというわけですね。
高校のときは文系だったんですけど、こういう理系の勉強は楽しいです。いろいろリサーチしたりするのが面白く感じられるんです。大学院まで行って生物学を極めることも考えています。将来はどこかの会社で環境関連のプロジェクトに携われたら最高ですね。そのために、生物学とか環境学とかの専門分野だけではなく、経済学、法学、国際関係学など、幅広く勉強しています。

教授がみんな生き生きして見える

こっちに来てから成長しましたよ。英語力が上がったことはもちろん、物事を解決する能力とか行動力も身につきました。例えば、寮の中でうるさい人がいるとしますよね。むかしだったらあまり文句はいわなかったけど今は違う。はっきりと言う。言わないことには何も始まらないですから・・・。最近は何があっても何とかする!っていう気合があります。
あとコミュニケーションの大切さも実感しています。勉強でも生活でも、お互いに助け合いながらやっていくことが大事だなって・・・。
イギリスを選んで良かったですよ。もともと、日本人が少ないというのが一番の理由だったんです。この前アメリカに行ったNIC時代の友人が遊びに来て、お互いに自慢の仕合いになりました。こっちのほうがこんなにいい!って。
私が一番いいと思うのは、教授がみんな自分の専門をアピールしているということ。「この学問はこんなに面白いよ!」って自慢している感じで、みんなキラキラしてるんですよね。生き生きしているというか・・・。一つ質問をしてもたくさんの答えが返ってくるし・・・。細かいところまで教えてくれる。こんな環境で学べる自分は幸せ者ですよ。


父と山登りに行って自然が好きになり、父の仕事を見て環境の仕事につくことを志す・・・。いまどきこんな息子を持つ幸せなお父さんっているんですね。終わった後に清々しさを感じたインタビューでした。こんな日本人が入る限り、未来は明るい!


キール大学 http://www.keele.ac.uk/


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