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同窓生インタビュー

<2002年>
村中舞子さん NIC第12期生 愛知県・椙山女学園高等学校出身
カリフォルニア州立工科大学サンルイスオビスボ校建築学部4年

建築士になって病院やホスピスをつくりたい!

◆ バリアフリーの進んでいるアメリカで、建築を学ぼうと思いました。

建築について学べる大学の付属高校でスポーツも勉強も頑張ってました。ソフトボール部に所属。ポジションはサード、打順は、2番か6番。市の大会で3位になったことも・・・・。
勉強との両立はつらかったけど、すごく楽しかったです。建築を学ぼうと思ったのは、中学3年生の時。車椅子を使っている担任の先生が、移動にとても不自由しているのを知って、バリアフリーに興味を持ったんです。アメリカ留学を選んだのも、バリアフリーに関係があります。ちょうどその頃に、バリアフリーは日本よりアメリカの方が格段に進んでいることを乙武洋匡さんの『五体不満足』などの本を読んで知ったのです。それから高校に進学し、当時留学のことがよく分からなかった私は、付属の大学に行ってから留学しようと思っていました。でもある時、そのまま当たり前のようにエスカレーター式に大学へ進学するのが、自分の周りの環境に流されているような気がしてきたんです。それで他大学の資料を集めていた時に、NICの紹介記事を発見。「日本式の暗記型の勉強は、本当の知識じゃない。クリティカルシンキング(分析的思考力)が重要」とするアメリカ式の教育理念に共感、留学への思いが明確になったんです。英語力に自信がなかった私は、「まずNICに入学して英語力をつけ、そこからアメリカの大学に編入して建築学を学ぼう」と決心しました。父親が初めは反対していましたが、行きたいという気持ちをぶつけたらすぐに納得してくれました。

◆ NICの授業は、それまでの暗記型の勉強とは全然違いました。

 NICで行われていたアメリカ式の授業は、私が高校まで経験してきた暗記型の日本の教育とはぜんぜん違いました。暗記することよりも、それに対して「どう思うか」ということが重要視され、常に発言が求められます。もともと積極的な方ではなかった私が、先生の指導で徐々に積極的に自分から発言することができるようになりました。また、すべて英語だけで授業が行われていたので、初めは先生の言うことなんてさっぱり理解できず英語が嫌いになりそうでした。でも「ここでつまずいたら、アメリカの専門課程で学ぶなど到底無理」そう自分に言い聞かせ必死に勉強しました。宿題以外にも自主的にエッセイを書いて先生に提出したり、わからないところは、先生を職員室まで追いかけて徹底的に質問したり・・・・。その結果、入学当初は下から2番目のクラスにいた私が、3学期には英語研修過程の最上級のクラスでオールAの成績を取れるまでに成長したんです。

◆ 実践的な授業を通して、建築のセンスを磨いています。NICのアドバイザーに相談して、

2年制大学に行ってからのほうが4年制大学に入りやすく、また選択肢も広がるということを知り、建築科のある2年制大学、ディアブロバレー・カレッジに進学しました。こちらの授業は、講義はほとんどなく研究室での作業形式の授業が中心です。NICでの経験がなかったら、ついていくのはとても難しかったと思います。アメリカでは、高校生の時から大学用の準備教育をしていますが、日本からいきなりこっちに来たら、エッセイの書き方一つにしても、どう組み立てていけばいいのかも分からないかもしれません。アメリカでトップクラスの水準を誇る4年制のバークレー大学の編入が当面の目標でしたから、それを確実なものにするため「すべての学科でAを取ろうと」頑張りました。バークレーを志望したのは、学生達がバリアフリーに貢献していることで有名だったからです。結果、NIC時代に悟った「頑張り」をアメリカでも実践して、ほとんどAで卒業することができました。「成せば成る」ですね。本当にNICに感謝しています。当初、バークレーに行こうとしていたのですが、デザインを中心に、より実践的な実力を身につけたいと考えていた私は、建築学でUCバークレーよりレベルが高いと言われているカリフォルニア州立工科大学サンルイスオビスポ校の3年次に昨年9月に編入してきました。今は、実践的な授業を通して、建築のセンスを磨いています。

◆ 常に自分で考えて行動するようになりました。

 以前は、人の考えに惑わされることもあったのですが、それがなくなりました。今は「自分が今何をしたいのか、自分が今何をしなければならないのか」常に考えて行動しています。自分が知りたかったことや学びたかったものを確実に習得することができたのは、授業を通して「あなたはどう思うか?なぜそう思うのか?」と問われ続けた、NIC時代の「考える・表現する」勉強のおかげだと思っています。

◆ 今の目標は、建築士のライセンスを取得すること。

学士号を取得して、絶対に建築士のライセンスを取得するつもりです。そのためにこの大学を選んだのですから。近い将来、公共的な建物、例えば、病院やホスピスなど、そういう所で誰もが不自由なく、暮らせるような建造物の設計をしてみたいです。

◆ 目的を明確にして勉強すれば、自分のプラスになっていく。

 自分が何のために勉強しているのか、目的を明確にするといいと思います。極端に言えば、留学という目的だけでもいいんです。何か一つ頑張れることがあればすべての事にプラスになってくるのではないでしょうか。勉強にしても、何にしてもそれが目的に向かっていれば、自分の未来につながるはずですよ。

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